



今日速報でネルソンマンデラ氏の悲報がでました。
95歳だったそうです。
27年間も収監されて、95年の生涯は、長かったのか、短かったのか。。。。
マンデラさんのこと、そんなに気にしていたわけではないんですが、
クリントイーストウッド監督の 「インビクタス」を見てから、
すごく心に残った人になりました。
南アフリカといえば、学校でも、金の産地とアパルトヘイトで覚えましたが、
「インビクタス」は、マンデラさんが大統領になってからのお話でした。
何が心に残ったかというと、
30年近く監獄に入れられ、とても狭い部屋、かなり小さい窓から見えるいつもの景色、
そのなかで、なぜ諦めずにいられたのか。。。。
その場所からマンデラさんが思っていた詩がありました。
それはウイリアム・アーネスト・ヘンリーの詩、
「運命を決めるのは我なり。我が魂を制するのは我なり。」
屈しない魂。
だれにも、何にも奪われない
あるということ。
そんなこと、よっぽどの
悲劇の中でしか考えられないんじゃないかと
思うかもしれません。
でもそんな境遇で出会う真実を知り、
共感して変化していけるのが
私達なんじゃいかな〜って、
感動しちゃう映画でした。
すごいな〜人間って。
95歳で亡くなったマンデラさん。すこいな〜。
昔見たけど何も覚えていなかった映画。
「シャイン」
実在する不遇のピアニストの話。
流れで又見ましたが、(全然覚えてないし〜)、大変良かったです。
話は中盤から始じまるのですが、
それも、なかなか話しに入りやすくて良かったな=
それは、大雨の中、ビショビショに濡れた、
ちょっと変な人が、ガラス越しに窓をたたく。
中に入れてと。
中にはピアノがあったんです。
「ダメだ」と拒否する人と、「かわいそうだから入れてあげなくちゃ」という人。
入れてあげてるとピアノに近づき、拒否した人が、「お前にピアノなんか引けるのか」と
言って座らせると、すごいピアノを弾きだす。
それから、そのピアニストの生い立ちに映像が変わるのですが。
優しい心は、時に弱いと思われれがちです。
そして、それを強くしなくちゃなんで、余計に叩いてみたりして。
親に言われるから、自らもそうしてみたりして。
親も悪気があるわけじゃないんだけ。
心配だからこそ、親の来た道をどうしても、薦めてしまう。。。
それにしてもこの主人公の、お父さん酷いわ〜。
だけど、生きていけば、そこがいい、って言ってくれる人もいるんです。
世界が広がれば、壊れそうでも必死にそれを大切にしていることを、
美しいと、思う人がいる。
人の道って人それぞれある。
それは、その人だけの道。
だからこそ、酷い人(父)でも学ぶべき訳もある。
ラフマニノフのドラマチックすぎる曲と、そのピアニストの人生がぴったり重なった
いい映画でした。
ハッピーエンドです。
DVDで、映画ニーチェの馬をみたのですが、、、、
白黒の映像はとても美しい。
でも内容は、なんというか、、、、特別に暗いのです。
砂嵐の音、その中で毎日ほとんど同じ生活をする年老いた父と娘。
同じ食事、同じ風景、同じ習慣を繰り返し、繰り返し、繰り返し。
白黒の映像、砂嵐の音、同じ音楽、、、、、。
あー、なんて眠くなるこの映画。。。。。
でも、その中の小さな出来事は、とても大きな出来事に感じる。
ニーチェはどこにも出てこない。
でもニヒリズムで有名になったニーチェとは、反対の位置に生きるこの家族。
なぜか、タイトルだけで、ニーチェを改めて知りたいと思うような、、、。
簡単にいうと、
ザーと砂嵐の音、ズンチャッチャ、ズンチャッチャ、と昼間、そして、イモ、そして寝る、
そして朝、又、ザーみたいな映画(なんて失礼な)ですが、
時は静かに経っていく。
どんな映画?と聞かれれば、はっきりいって面白くない映画です。
でも、忘れられない、、、、
これはいい映画の特徴ですね。
第61回ベルリン国際映画銀熊賞です。
で、なんでギャベからニーチェの馬へというかと、
ギャベを見て帰りの車の中、思ったんです。
「ニーチェの馬の娘もギャベを織っていたらよかったのに。。。。」
又、ニーチェの馬を思い出す私でした。
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